検査項目解説
検査名 | 5α-ジヒドロテストステロン |
英検査名 | 5α-Dihydrotestosterone |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:男性(0.20~1.00ng/mL)、女性(0.05~0.30ng/mL) |
測定法 | RIA硫安塩析法 |
基準範囲出典 |
1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 2.小宮 顕ほか:5α-ジヒドロテストステロン(DHT).日本臨牀 63(増刊):452-456,2005 |
解説 |
この検査の目的は性腺機能の評価である。5α-DHTはアンドロゲンの一種でテストステロンの最重要代謝産物である。テストステロンの2倍の男性ホルモン作用があり、細胞内における真の活性アンドロゲンとされている。臨床的には生体内の男性ホルモン活性度の推定や5α-reductase欠損症による男性仮性半陰陽が疑われるときに測定される。 高値(血清):副腎性器症候群 低値(血清):性分化異常、先天性副腎過形成、男性ホルモン不応症 |