検査項目解説
検査名 | 結石分析 |
英検査名 | Calculi |
検体基準範囲 |
検体は水洗後乾燥させ、室温で保存する。 胆石、尿路結石、膵石、唾石 |
測定法 | 赤外吸収スペクトル法 |
基準範囲出典 |
1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 2.臨床検査データブック 医学書院 3.奥山光彦:結石分析を施行した尿路結石症の臨床的検討─過去26年間の年代的推移.日泌会誌 98:9-16,2007 |
解説 |
結石は剥離上皮細胞、細菌、炎症による細胞の崩壊産物や分泌物などが固まり、これらの物質に過飽和の状態で存在する塩類などが付着して形成される。臨床的には結石の存在する臓器と成分名を付けて分類している。成分の多くは脂質と無機質で、脂質は胆石、無機質は尿路結石が代表的である。 胆石:コレステロール結石とビリルビン結石がある。 尿路結石:尿路結石の90%以上はシュウ酸カルシウムを主成分とする。 膵石:炭酸カルシウムが主成分である。 唾石:リン酸カルシウムや炭酸カルシウムが主成分である。 |