検査項目解説
検査名 | カンジダ抗原/パストレックスカンジダ/プラテリアカンジダ/ユニメディカンジダ |
英検査名 | Candida Albicans Antigen |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:陰性(2倍未満) |
測定法 | 免疫拡散法 |
基準範囲出典 | 1.山口英世:真菌症とくにカンジダ症とアスペルギルス症の血清診断の進歩.真菌誌 43:215-231,2002 |
解説 |
この検査はカンジダ症(侵襲性/播種性)の診断に用いる。抗生剤、副腎皮質ホルモン、免疫抑制剤使用者や中心静脈栄養施行患者が原因不明の発熱を来し、しかも細菌感染用の抗生剤に反応しない場合はカンジダ属の感染が強く疑われる。この検査はカンジダ属の抗原を簡易迅速に検出するものである。臨床的には中心静脈栄養を施行されている患者が発熱したとき、抗生剤、副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤を使用中の患者で薬剤が無効な発熱を見た場合に検査する。カンジダ抗原検査には易熱性蛋白抗原を検査対象とする迅速診断法であるカンジテックがあるが、感度は低い。 陽性(血清):カンジダ症 |