検査項目解説
検査名 | ABL遺伝子再構成/c−ABL遺伝子再構成 |
英検査名 | ABL Gene Rearrangement |
検体基準範囲 |
ACD液加EDTA加血液又はACD液加RPMI-1640骨髄液を採取し、速やかに測定するか、凍結保存する。 血液、骨髄:遺伝子再構成を認めず |
測定法 | サザンブロット・ハイブリダイゼーション |
基準範囲出典 | 1.東條有伸:日内会誌 96:1374-1381,2007 |
解説 |
慢性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病に見られるPhiladelphia染色体では9番染色体長腕のチロシンキナーゼ遺伝子ASLが22番染色体長腕のBCR遺伝子領域と融合している。骨髄増殖性疾患でABL遺伝子再構成が認められたら白血病化していると考えられる。臨床的には細胞から抽出したDNAからABL遺伝子再構成が検出されれば白血病の診断が確定する。 遺伝子再構成:、Philadelphia染色体陽性急性リンパ性白血病、Philadelphia染色体陽性急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病 |