検査項目解説
検査名 | 一酸化炭素ヘモグロビン |
英検査名 | Carbon Monoxide Hemoglobin |
検体基準範囲 |
検体は採取後速やかに測定する。 血液:非喫煙者平均(1.3%以下)、喫煙者平均(6.0%以下) |
測定法 | 吸収スペクトル法 |
基準範囲出典 | 1.新臨床内科学 医学書院 |
解説 |
一酸化炭素は酸素の300倍もヘモグロビンと結合し易い上に、ヘモグロビンに結合した酸素の末梢での放出を阻害する。ヘモグロビンには4か所の酸素結合部位があるが、このうちの一つが一酸化炭素と結合すると酸素を放出しにくくなり、末梢の酸素分圧が低下する。臨床的には頭痛、耳鳴、嘔気、めまいなどの臨床症状と中毒患者に特有のピンク色の顔色を呈する患者を見たら積極的に測定する。 高値(血液):一酸化炭素中毒 |