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検査項目解説

検査名 カルニチン分画/ビタミンBT
英検査名 Carnitine Fractionation/Carnitin,Long Chain/Carnitin,Short Chain/Carnitine/Carnitine,Free
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:総カルニチン(45~91μmol/L)、遊離カルニチン(31~74μmol/L)、アシルカルニチン(6~23μmol/L)
測定法 酵素サイクリング法
基準範囲出典 1.伊丹 儀友 他: 臨床検査 58(5):651-658,2014
2.河野 典夫:日本臨床 57(S1):583-585,1999
3.Magoulas PL, El-Hattab AW: Systemic primary carnitine deficiency: an overview of clinical manifestations, diagnosis, and management. Orphanet Journal of Rare Diseases 2012,7:68 Available from URL: http://www.ojrd.com/content/7/1/68. Accessed 1/22/15
4.Longo N, Amat di San Filippo C, Pasquali M: Disorders of carnitine transport and the carnitine cycle. Am J Med Genet C Semin Med Genet 2006;142C(2):77-85
5.Zammit VA, Ramsay RR, Bonomini M, Arduini A: Carnitine, mitochondrial function and therapy. Adv Drug Deliv Rev 2009;61(14):1353-1362
解説 カルニチンはビタミンBTとも呼ばれる、ビタミン様作用物質で、脂肪酸の酸化機構に関与している。この物質は食物として摂取されるだけでなく、メチオニンやリジンから肝で合成される。臨床的にはカルニチン欠乏症を疑う場合に測定される。
高値(血清):カルニチン投与、慢性腎不全、糖尿病、リポアミド欠損症、高コレステロール血症、アルコール中毒、アルコール性肝硬変、肝硬変、急性腎不全、慢性腎不全
低値(血清):Fanconi症候群、Reye症候群、原発性カルニチン欠損症、カルニチン摂取不足、先天性低カルニチン血症、後天性免疫不全症候群、肺癌、悪性疾患、1型糖尿病、フェニルケトン尿慢性疲労症候群、症、セリアック病、中鎖アシルCoAデヒドロゲナーゼ欠損症、マルチプルアシルCoAデヒドロゲナーゼ欠損症、メチルマロン酸尿症、プロピオン酸尿症、イソ吉草酸血症、火傷、敗血症、血液透析、薬剤(パルプロ酸、アスピリン)

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