検査項目解説
検査名 | 血小板表面マーカーCD41 |
英検査名 | Platelet Surface Marker CD41 |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、速やかに測定するか、室温で保存する。 血液:97%以上 |
測定法 | フローサイトメトリー |
基準範囲出典 |
1.野村 昌作 他:臨床免疫 19-8-717~724 1987 2.野村 昌作 他:臨床血液 28-3-377~385 1987 |
解説 |
血小板血栓形成の過程での粘着、凝集反応に関与する血小板幕蛋白としてCD41(GPIIb/IIIa),CD42(GPIba)が知られている。CD41は血小板が刺激されて活性化すると、リガンド結合部分が露出しフィブリノゲンレセプターとしての機能を発現する。この検査は血小板膜蛋白発現異常により出血傾向を呈する疾患の診断に有用である。 高値(CD41):血小板無力症 低値(CD41):Bernard-Soulier症候群、血小板型von Willebrand病 |