検査項目解説
検査名 | CD8 |
英検査名 | CD8/CD8+Lymphocytes/Cytotoxic Suppressor T-Cells |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、速やかに測定するか、室温で保存する。 末梢リンパ球:23.0~56.0% |
測定法 | フローサイトメトリー |
基準範囲出典 |
1.Ip SH et al:Clinical Chemistry 28-9-1905~1909 1982 2.高瀬 浩造 他:臨床免疫 18-S10-149~162 1986 |
解説 |
CD8抗原は、MHCクラスIのレセプターとして機能し、αα型はγδ-T細胞、NK細胞に、αβ型は胸腺由来、末梢血T細胞に見られる。臨床的にはT細胞サブセット、白血病、リンパ腫を含む細胞の分化及び型分類等に用いる。 抗原分布:suppressor/cytotoxic T細胞、NK細胞サブセット 高値:T細胞性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、顆粒リンパ球増殖性疾患、EBウイルス感染症、HIV-1感染症、後天性免疫不全症候群、リウマチ性心疾患 低値:後天性免疫不全症候群、自己免疫性免疫不全症候群、HIV-1感染症、ホジキンリンパ腫、菌状息肉症、前急性T-リンパ球性白血病 |