検査項目解説
検査名 | コレステロールエステル転送蛋白/コレステリルエステル転送蛋白 |
英検査名 | Cholesterol Ester Transfer Protein/Cholesterol Ester Transfer/CETP |
検体基準範囲 |
EDTA加血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:男性(1.1~3.0μg/mL)、女性(1.3~3.3μg/mL) |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.河野宏明:コレステリルエステル転送蛋白.日本臨牀 65(増刊):195-198,2007 |
解説 |
この検査はHDLコレステロールが130mg/dl以上に増加し、CETPの低下または欠損が疑われるときと家族性HDLコレステロール血症が疑われるときに行う。CETPはHDLとLDL、VLDL間のコレステロールの転送に関与している蛋白で、臨床的には130mg/dL以上の著明な家族性高HDL血症でこの蛋白の活性低下、欠損が疑われる。臨床的にはHDL-コレステロールが130mg/dL以上に増加している患者と家族性高HDL-コレステロール血症が疑われる場合に測定する。 高値(血清):家族性高HDLコレステロール血症、家族性高リポ蛋白血症、高コレステロール血症、 低値(血清:測定値0):家族性高HDLコレステロール血症、アルコール中毒 |