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検査項目解説

検査名 コンドロカルシン/プロコラーゲンII 様物質
英検査名 Chondrocalcin
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
関節液:1.1ng/mL以下
測定法 EIA
基準範囲出典 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008
解説 この検査は変形性関節症と関節リウマチの鑑別、変形性関節症の予後判定に用いる。コンドロカルシンはII型コラーゲンの前駆物質で軟骨細胞で合成・分泌され、軟骨の新生と修復に関与している。血中にはきわめて少量しか存在しないので、関節液で測定する。変形性関節症、関節リウマチなどの大関節の障害では軟骨修復に伴い関節液中のコンドロカルシンの濃度が変動する。このため、測定は疾患特異性は低いが、活動性の指標としては有用である。臨床的には関節内でのプロコラーゲンからコラーゲンへの変換量、すなわち軟骨マトリックス形成の程度を推定し関節軟骨の病態変化を知るために測定する。
高値(関節液):関節リウマチ、外傷性関節水腫、変形性関節症

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