検査項目解説
検査名 | 全血凝固時間 |
英検査名 | Clotting Time/Lee-White Clotting Time |
検体基準範囲 |
検体採取後直ちに検査する。 全血:6~15分 |
測定法 | Lee-White法 |
基準範囲出典 | 1.松野一彦:全血凝固時間,APTT,ACT.血栓と循環 12:379-383,2004 |
解説 |
全血凝固時間は血液をガラス試験管に入れ、異物表面と接触させることで内因性凝固因子を活性化させ、フィブリンが析出するまでの時間を計る検査である。臨床的には血友病AとBのスクリーニング検査、抗凝血素の存在、線溶亢進状態などで測定されるが結果が、定量性に欠けるため、測定意義は少ない。 延長(全血):von Wllebrand病、血友病A、血友病B、第II、V、X、XI、XII、XIII因子欠乏症、無フィブリノゲン血症、フィブリノゲン異常症、新生児出血症、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍、播種性血管内凝固症候群 短縮(全血):血栓症 |