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検査項目解説

検査名 C反応性蛋白
英検査名 C-Reactive Protein/CRP
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。冷蔵で1~4日間は安定である。
血清:0.30mg/dL以下
測定法 ラテックス免疫比濁法
基準範囲出典 1.河合 忠 他:臨床検査機器・試薬 20(4):503-517,1997
2.大谷 英樹:日本臨床 53(増):233-236,1995
3.Tietz Textbook of Clinical Chemistry and Molecular Diagnostics. Edited by CA Burtis, ER Ashwood, DE Bruns. St. Louis, MO. Elsevier Saunders, 2012
4.Ridker PM, Libby P, Buring JE. Risk markers and the primary prevention of cardiovascular disease. In: Mann DL, Zipes DP, Libby P, Bonow RO, Braunwald E, eds. Braunwald's Heart Disease: A Textbook of Cardiovascular Medicine. 10th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2015:chap 39.
5.河合 忠:C反応性蛋白(CRP).基準値と異常値の間.中外医学社,2006,p467
解説 この検査はAPPとして感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死などの炎症性疾患で増加するので、その活動性の指標とする。CRPは肺炎球菌のC多糖体と反応する蛋白として発見された急性相反応物質の一つである。この蛋白はマクロファージが異物を貪食すると、このマクロファージが活性化されサイトカインを放出し、このサイトカインが肝細胞に働き産生される。臨床的にはC増加は必ず炎症の存在を示唆するが、炎症が起こってから血中濃度が上昇するのに半日を要する。感染症のうち細菌性、一部の真菌性ではよく反応するが、ウイルス性は上昇程度が低い。また炎症の組織では、尿路感染や脳梗塞といった局所性のものでは上昇程度は低い。
パニック値:10mg/dL以上
高値(血清):2mg/dl以上の上昇、炎症の活動性,病巣の大きさによって30mg/dl程度まで上昇する。細菌感染症、ウイルス感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死(心筋梗塞など)、ほか炎症性疾患
高値(血清):0.1~0.5mg/dl程度の上昇:動脈硬化症・糖尿病・肥満・喫煙・高血圧などの血管障害のリスク状態、活動性の低い、または限局性の炎症性疾患

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