検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 クレアチニン
英検査名 Creatinine
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存し1週間以内に測定する。
血清:男性(0.61~1.04mg/dL)、女性(0.47~0.79mg/dL)
測定法 酵素法
基準範囲出典 1.安原 正善 他:臨床検査機器・試薬 17(1):59-67,1944
2.吉村 学 他:日本臨床 53(増):464-468,1995
3.Post TW, Rose BD: Assessment of renal function: plasma creatinine; BUN; and GFR. In UpTo Date 9.1. Edited by BD Rose. 2001
4.Kasiske BL, Keane WF: Laboratory assessment of renal disease: clearance, urinalysis, and renal biopsy. In The Kidney. Sixth edition. Edited by BM Brenner. Philadelphia, WB Saunders Company, 2000, pp 1129-1170
Special Instructions and Forms
5.Inker LA, Fan L, Levey AS. Assessment of renal function. In: Johnson RJ, Feehally J, Floege J. Comprehensive Clinical Nephrology. 5th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2015:chap 3.
6.Landry DW, Bazari H. Approach to the patient with renal disease. In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman's Cecil Medicine. 25th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2016:chap 114.
7.林 松彦:クレアチニン.日医会誌 135:S177,2006
解説 Crは筋収縮のエネルギー源であるクレアチンリン酸の構成成分クレアチンの最終代謝産物で産生量は筋肉量に比例している。Crは腎糸球体を通過し、尿細管での再吸収や分泌はなく尿中に排泄されるので、尿中クレアチニン量は糸球体濾過率(GFR)を示している。臨床的にはGFRが低下する疾患、筋肉量が増大する疾患、筋肉の萎縮する疾患などで測定される。ただし、糸球体濾過率(GFR)が50%まで低下してもなお基準範囲内の値を示すので、腎機能の指標としてはシスタチン-Cに劣るとされている。UNを測定した場合はUN/クレアチニン比(健常人で10:1)を計算し、比が上昇すれば腎外性因子を、低下すれば腎性因子を考える。
高値(血清):IgA腎症、うっ血性心不全、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、急性腎不全、急性尿細管壊死、子癇前症、子癇、腎動脈閉塞、血栓性血小板減少性紫斑病、肝不全、胆管炎、急性膵炎、腎不全、先端巨大症、巨人症、脱水症、熱傷、敗血症、マラリア、ハンセン病、肺癌、乳癌、腎細胞癌、頭頸部癌、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、甲状腺機能低下症、糖尿病、痛風、溶血性尿毒症症候群、高血圧、細菌性心内膜炎、敗血症性ショック
低値(血清):筋ジストロフィー、妊娠、尿崩症、甲状腺機能亢進症、高Mg血症、アルコール中毒、肝硬変、腎移植

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ