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検査項目解説

検査名 シアリルLex抗原
英検査名 Cytotoxic Sialosylated Lewis x Antigen/Sialyl Lewis x Antigen/CSLEX
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。溶血検体は不可。
血清:8.0未満U/mL
測定法 EIA
基準範囲出典 1.浅井 隆善 他:今日の移植 7(6):553-559,1994
2.小山 一郎 他:日本移植学会雑誌「移植」31(3):234-238,1996
3.三嶋芳樹ほか:シアリルLex抗原.医学と薬学 29:1193-1200,1993
解説 CSLEXは胃癌細胞を免疫群にして作られた糖鎖性抗原で、血液型により陽性率が変わる1型糖鎖抗原と異なり、Lewis式血液型の影響を受けない。臨床的には乳癌、肺腺癌、膵癌、大腸癌の診断や経過観察、乳癌患者の術後モニタリング、化学療法後の治療効果判定に用いる。特に本抗原は進行乳癌や再発乳癌には高い陽性率を示すが、乳腺疾患では偽陽性が極めて低いことから、乳癌の診断に有用とされている。
高値(血清):乳癌、肺腺癌、膵癌、大腸癌、肝硬変、間質性肺炎、肺結核、肺炎、気管支拡張症

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