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検査項目解説

検査名 デヒドロエピアンドロステロン
英検査名 Dehydroepiandrosterone/Dehydroisoandrosterone/DHEA
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:(20~29歳):男性2.03~9.15、女性2.02~8.03、(30~39歳):男性2.03~6.68、女性2.13~5.99、(40~49歳):男性1.51~5.78、女性1.52~4.72、(50~59歳):男性0.72~5.44、女性0.84~3.87(ng/mL)
測定法 CLEIA
基準範囲出典 1.Ibanez L, DiMartino-Nardi J, Potau N, Saenger P: Premature adrenarche-normal variant or forerunner of adult disease? Endocrine Rev 2001;40:1-16
2.Collett-Solberg P: Congenital adrenal hyperplasia: from genetics and biochemistry to clinical practice, Part I. Clin Pediatr 2001;40:1-16
3.Allolio B, Arlt W: DHEA treatment: myth or reality? Trends Endocrinol Metab 2002;13:288-294
4.Salek FS, Bigos KL, Kroboth PD: The influence of hormones and pharmaceutical agents on DHEA and DHEA-S concentrations: a review of clinical studies. J Clin Pharmacol 2002;42:247-266
5.伊藤 聡:デヒドロエピアンドロステロン,デヒドロエピアンドロステロンサルフェート;最新臨床検査項目辞典.医歯薬出版,2008,pp400-402
解説 DHEAはアンドロゲンの一種で、90%が副腎由来のため副腎アンドロゲンと呼ばれる。生理作用は免疫活性、抗動脈硬化、抗糖尿病、抗癌作用、中枢神経への関与など多彩なため、老化の指標として注目されている。血中濃度は20歳前後にピークに達し、加齢と共に直線的に減少し60歳を超えると20歳代の5~10%にまで低下する。臨床的にはACTHにより分泌量が敏感に変動するため、Cushing症候群の病型鑑別に用いる。異常値を認めたらコルチゾール、アルドステロン、DHEA-Sなどの性ステロイドとその中間代謝産物を測定する。
高値(血清):11β-水酸化酵素欠損症、21-水酸化酵素欠損症、3β-水酸化ステロイド脱水素酵素欠損症、クッシング病、異所性ACTH産生腫瘍、高プロラクチン血症、先天性副腎皮質過形成、多嚢胞性卵巣症候群、テストステロン産生卵巣腫瘍、副腎癌
低値(血清):17α-水酸化酵素欠損症、ACTH単独欠損症、Klinfelter症候群、Sheehan症候群、Turner症候群、下垂体機能低下症、急性副腎不全、神経性食欲不振症、先天性副腎皮質過形成、副腎腺腫、副腎結節性過形成

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