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検査項目解説

検査名 デオキシチミジンキナーゼ活性/チミジンキナーゼ活性
英検査名 Deoxythymidine Kinase Activity/Thymidine Kinase Activity
検体基準範囲 低温で分離した血清は速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:7.5U/L以下
測定法 CLIA
基準範囲出典 1.Benjamin Nisman et al:Clin Chem Lab Med 51(2):439-447,2013
2.貞森直樹ほか:成人T細胞白血病及びその周辺疾患における血漿チミジンキナーゼ活性の測定.臨血 31:1812,1990
解説 TKは細胞のDNA合成期に上昇するため、細胞再生、ウイルス感染細胞など細胞回転が早くDNA合成の盛んな細胞で高い。この性質を利用し各種悪性腫瘍の細胞増殖の状態、治療効果判定などの指標として用いる。臨床的には各種悪性腫瘍、急性白血病、ウイルス感染症で高値になるが疾患特異性はない。
高値(血清):ATL、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、急性白血病、多発性骨髄腫、肺小細胞癌、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫、骨髄異形成症候群、ウイルス感染症(A型肝炎、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹ウイルス感染症、単純ヘルペスウイルス感染症、風疹、麻疹)、乳癌
低値(血清):Immunocytoma、慢性リンパ性白血病、モノクローナルγ-グロブリン血症

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