検査項目解説
検査名 | 大腸菌ベロトキシン |
英検査名 | Detection of Verotoxin-Producing Escherichia Coli |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 大腸菌株:陰性 |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 1.竹田美文:腸管出血性大腸菌感染症.感染症の診断・治療ガイドライン2004.日本医師会,2004,pp98-101 |
解説 |
腸管出血性大腸菌はベロ毒素産生大腸菌とも呼ばれ、ベロトキシンと呼ばれる毒素を産生する。この毒素は激しい腹痛と血便を起こし、重症化すると溶血性尿毒症症候群や脳症を引き起こす。この菌は極めて高い感染力を持ち、約50個の菌で感染が成立するといわれる。臨床的には激しい腹痛を伴う鮮血便を見た場合に検査を行う。 陽性(大腸菌株):腸管出血性大腸菌感染症、溶血性尿毒症症候群 |