検査項目解説
検査名 | ドーパミンβ-水酸化酵素 |
英検査名 | Dopamine β-Hydroxylase/Dopamine β-Monooxygenase/3,4-Dihydroxyphenylethylamine/Ascorbate:Oxygen Oxidoreductase |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:2~60IU/L/37℃ |
測定法 | UV(永津変法) |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
DBHはドパミンからノルアドレナリンを生成する反応に関与している酸化還元酵素で、副腎髄質、交感神経末端に分布している。血中のDBHは交感神経末端由来のものが大部分を占めるため、測定により交感神経機能を把握できる。異常値を見た場合はカテコールアミン、メタネフリン、VMAで褐色細胞腫の検索を、また尿中17-OHCS・17-KS・ACTHなどでAddison病の検索を進める。 高値(血清):Addison病、褐色細胞腫、本態性高血圧症 低値(血清):Down症候群、クッシング症候群、肝性脳症、原発性アルドステロン症、慢性腎不全 |