検査項目解説
検査名 | エストロン/E1 |
英検査名 | Estrone |
検体基準範囲 |
24時間蓄尿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 尿:男性(0.3~10)、女性(非妊婦)卵胞期(1~8)、排卵期(2~20)、黄体期(5~20)、女性(妊婦)21~24週(410~2630)、25~28週(465~3140)、29~32週(379~3360)、33~36週(445 ~3960)、37~40週(465~5490μg/day) |
測定法 | RIA硫安塩析法 |
基準範囲出典 |
1.牧野 拓雄 他:日本内分泌学会雑誌 50(4):788-796,1974 2.清水 幸子 他:日本臨床 53(増):553-565,1995 |
解説 |
E1は女性ホルモンの一種で、約50%は卵巣で産生され肝で代謝され腎から排泄される。女性ホルモンとしての生物活性は、エストラジオールの数十分の一であり、生理学的意義も不明なことから臨床的意義は少ない。 高値(尿):エストロゲン産生腫瘍、多嚢胞性卵巣症候群、糖尿病、アルコール中毒、慢性腎不全、敗血症性ショック、肥満 低値(尿):やせ、アルコール中毒、子癇前症 |