検査項目解説
検査名 | エタノール/エチルアルコール/酒精/アルコール/メチルカルビノール |
英検査名 | Ethanol |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、直ちに測定するか、凍結保存する。 血液、尿:検出限界(0.1mg/mL未満) |
測定法 | Gas-chromatograph法 |
基準範囲出典 |
1.馬嶋 正隆 他:北里医学 14:424-430,1984 2.Porter WF, Moyer TP: Clinical toxicology. In Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Fourth edition. Edited by CA Burtis, ER Ashwood. Philadelphia, WB Saunders Company, 1993, pp 1155-1235 |
解説 |
エタノールは中枢神経系に働き、体温調節中枢、血管運動中枢や抗利尿ホルモン分泌などを強力に抑制し、胃、肝、膵や呼吸系、循環系に障害を起こす。このため大量のエタノール摂取による急性アルコール中毒は生命に危険を生じる。血中エタノール濃度が3mg/mLになると混迷、嘔吐、失禁、3~4mg/mLで呼吸麻痺、4mg/mLで昏睡になる。 パニック値:3mg/mL以上 |