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検査項目解説

検査名 アディポネクチン
英検査名 Adiponectin
検体基準範囲 検体は採取後直ちに測定するか、冷蔵保存する。
血清:BMI<25 男性4~26μg/mL 女性5~37
BMI25~30 男性4~20 女性5~28
BMI>30 男性2~20 女性4~22
測定法 ラテックス免疫比濁法
基準範囲出典 1.Nishimura A et al:Clin. Chim. Acta 371:163-168,2006
2.梁 美和 他:日本臨床 63(増):595-599,2005
3.船橋 徹ほか:アディポネクチン.日本臨牀 60(増刊7):583-592,2002
解説 この検査の目的はインスリン抵抗性の評価である。アディポネクチンは脂肪細胞で産生されるアディポサイトカインの一つで、内臓脂肪量と逆相関し肥満者は血中濃度が減少する。この蛋白はインスリン抵抗性の改善、血糖値・中性脂肪値の低下、血管の拡張による血圧低下、抗動脈硬化作用があり、また肥満により発現が低下するという特徴がある。臨床的には糖尿病、高血圧、肥満、メタボリック症候群で低アディポネクチン血症が見られるため、これら患者管理に有用とされる。また、喫煙者では非喫煙者に比べ約30%程度低値になる。低アディポネクチン血症は糖尿病の発症予測因子になることが報告されている。
高値(血清):糖尿病性腎症、腎機能障害、薬剤(ピオグリタゾン)
低値(血清):メタボリック症候群、糖尿病、高血圧、肥満、冠動脈疾患、喫煙者、アディポネクチン遺伝子変異

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