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検査項目解説

検査名 B因子/C3プロアクチベーター/ファクターB
英検査名 Factor B
検体基準範囲 血清分離後直ちに測定するか、速やかに凍結保存する。
血清:18.9~39.8mg/dL(参考値)
測定法 ネフェロメトリー
基準範囲出典 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008
2.西川和裕:補体.日内会誌 97:948-954,2008
解説 B因子は補体活性化第2経路に関係する因子で、C3活性化に関与することからC3プロアクチベータと呼ばれている。肝、単球、マクロファージで産生され、臨床的には補体第2経路が関与する疾患を疑う場合に測定する。特に膜性増殖性糸球体腎炎ではC3bBb複合体に対する自己抗体(C3 nephritic factor)が出現し、補体I因子の作用を阻害するため、第2経路の活性化が起こりC3の低下と共にB因子も低下する。臨床的には補体系の関与が疑われる自己免疫疾患、結合組織病や腎疾患を見た場合にまずCH50、C3、C4を測定し、CH50が低値でC4正常、C3低下があれば、補体第2経路の活性化を考えB因子を測定する。
低値(血清):H因子欠損症、I因子欠損症、急性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデス、播種性血管内凝固症候群、多臓器不全、膜性増殖性糸球体腎炎、蛋白栄養不足、蛋白漏出性腸症、火傷、鎌形赤血球症

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