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検査項目解説

検査名 フィブリノゲン/凝固第I因子
英検査名 Fibrinogen
検体基準範囲 3.2%クエン酸Na血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。採血後の血漿分離は速やかに行う。
血漿:150~400mg/dL
測定法 凝固時間測定法
基準範囲出典 1.金井 正光 他:臨床検査法提要 33:358-360,2010
2.日裏久英 他:日本臨床 68(増1):653-656,2010
3.Mackie IJ, Kitchen S, Machin SJ, Lowe GD: Haemostais and Thrombosis Task Force of the British Committee for standards in Haematology. Guidelines for fibrinogen assays. Br J Haemotol 2003;121:396-304
4.Schmaier AH. Laboratory evaluation of hemostatic and thrombotic disorders. In: Hoffman R, Benz EJ Jr, Silberstein LE, Heslop HE, Weitz JI, Anastasi J, eds. Hematology: Basic Principles and Practice. 6th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2012:chap 131.
解説 Fbgは肝細胞で産生され約80%は血漿中に存在している。血液凝固の際にトロンビンの作用でフィブリンに変わり凝固血栓を作り止血機構の中心的役割を果たしている。このほか、血小板凝集、創傷治癒や生体防御に関係している。臨床的には出血傾向、止血傾向のスクリーニング検査として血小板、PT、APTTと共に測定する。消費亢進によると考えられる異常値を見た場合は、FDP、D-ダイマー、TATなどを測定する。また、低値の場合は肝の合成障害や異常フィブリノゲン血症も考慮に入れる。
パニック値:50mg/dL以下
高値(血漿):悪性腫瘍、感染症、急性心筋梗塞、膠原病、糖尿病、ネフローゼ症候群、脳梗塞、薬剤(フィブリノゲン投与、ヘパリン投与中止後)
低値(血漿):異常フィブリノゲン血症、肝障害、ショック、巨大血栓症、大量出血、播種性血管内凝固症候群、無・低フィブリノゲン血症、薬剤(L-アスパラギナーゼ、血栓溶解剤、デフィブラーゼ)

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