検査項目解説
検査名 | フルクトース/果糖 |
英検査名 | Fructose |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、血清分離後直ちに測定するか、冷蔵保存する。 血清:酵素法(1mg/dL以下)、GC-MS(1.9~4.7mg/dL)、ガスクロマトグラフィ(0.28~0.66mg/dL)、セリワノフ反応(1~6mg/dL) |
測定法 | 酵素法、GC-MS、GC、セリワノフ反応 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
フルクトースは蔗糖、果汁などに含まれる単糖類で小腸でスクラーゼによりグルコースとフルクトースに分解され吸収される。グルコースに比べ代謝が早いのでカロリー源として重要である。臨床的には遺伝性のフルクトース血症が疑われる場合に測定する。 高値(血清):FBPase欠損症、遺伝性果糖不耐症、果糖尿症、コントロール不良糖尿病 |