検査項目解説
検査名 | 癌関連ガラクトース転移酵素 |
英検査名 | Galactosyltransferase Associated With Tumor |
検体基準範囲 |
採血後室温で凝固させ、血清分離後直ちに測定するか、冷凍保存する。 血清:13.6U/mL未満 |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
GATは卵巣癌患者腹水から得た可溶性ガラクトース転移酵素のうち、健常人血清中の可溶性ガラクトース転移酵素と異なる分画として分離された酵素を免疫原として得られた抗体で検出される。臨床的には卵巣癌の50~70%で陽性との報告があり、組織学的には類内膜腺癌や明細胞癌で陽性率が高い傾向がみられる。このため、CA125と併用することで、卵巣癌の診断や内膜症性嚢胞との鑑別に有用とされている。 高値(血清):卵巣癌 |