検査項目解説
| 検査名 | 顆粒球エラスターゼ/好中球エラスターゼ |
| 英検査名 | Granulocyte Elastase/Neutrophil Elastase |
| 検体基準範囲 | 血漿:21~165μg/L |
| 測定法 | EIA |
| 基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
| 解説 |
GELは顆粒球中のアズール顆粒に存在する蛋白分解酵素である。顆粒球は炎症性刺激を受けるとライゾゾームを放出し、エラスターゼを遊出するため、炎症性疾患のマーカーとして有用性がある。顆粒球エラスターゼは赤沈、CRP、シアル酸、α1-アンチトリプシンなどと異なり、白血球数のみと相関があり、また感染により速やかに上昇し、速やかに低下するので、特に敗血症における重症度の指標や治療効果判定に有用性が認められる。 高値(血漿):敗血症、肺水腫、炎症性リウマチ疾患、妊娠高血圧症候群 |