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検査項目解説

検査名 ヘリコバクター・ピロリ便中抗原/便中ヘリコバクターピロリ抗原
英検査名 Helicobacter Pylori Stool Antigen
検体基準範囲 専用容器で採便し、速やかに測定するか、室温保存する。
糞便:陰性
測定法 ELISA
基準範囲出典 1.福田 雅之助 他:医学と薬学 62(3):501-506,2009
2.栄谷 直美 他:Helicobacter Research 13(5):415-419,2009
3.NIH Consensus Development Panel. Helicobacter pylori in peptic ulcer disease. JAMA 1994;272:65-69
4.Report of the Digestive Health Initiative. International Update Conference on H. pylori. Tysons Corner, McLean, VA, Feb 13-16, 1997
 
解説 ポリクローナル抗体を用い複数のヘリコバクター・ピロリ抗原を認識出来るキットによる迅速検査で、自宅で採取した糞便中の抗原の検出も可能である。臨床的には除菌治療の効果判定に尿素呼気試験と共に推奨され、特に尿素呼気試験が困難な小児などで有用性が高い。
陽性(糞便):MALTリンパ腫(粘膜関連リンパ組織リンパ腫)、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、萎縮性胃炎、慢性胃炎

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