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検査項目解説

検査名 HBs抗原
英検査名 Hepatitis B Surface Antigen
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、凍結保存する。溶血検体、非働化検体は不可。
血清:CLIA(0.05IU/mL未満)、磁性化粒子凝集法(8倍未満)、CLEIA(0.005IU/mL未満)
測定法 CLIA、磁性化粒子凝集法、CLEIA
基準範囲出典 1.志村 嘉彦 他:臨床検査機器・試薬 18(3):553-558,1995
2.飯野 四郎:Medical Practice 5(4):530-534,1988
3.戸来 孝 他:医学と薬学 72(9):1569-1577,2015
4.熊田 博光:日本臨床 53(増):241-246,1995
5.Ross SC, Densen P: Complement deficiency states and infection: epidemiology, pathogenesis and consequences of neisserial and other infections in an immune deficiency. Medicine 1984;63:243-273
6.Frank MM: Complement in the pathophysiology of human disease. N Engl J Med 1987;316:1525-1530
7.Yamamoto S, Kubotsu K, Kida M, et al: Automated homogeneous liposome-based assay system for total complement activity. Clin Chem 1995;41:586-590
解説 HBs抗原はHBVの表面を覆っている外殻蛋白でDane粒子、小型粒子、管状粒子が存在する。この抗原の存在は、その時点でのHBV感染を意味している。臨床的にはHBV感染による肝疾患が疑われる場合、針刺し事故などの医療関係者のHBV感染のスクリーニングと経過観察に用いる。本抗原が陽性の場合はHBe抗原、HBc抗体、HBV-DNA定量と総合的な肝機能検査を行い「B型肝炎治療の標準化に関するガイドライン」にしたがって今後の方針を決める。
高値(血清):B型肝炎ウイルス感染者、慢性B型肝炎、無症候性HBVキャリア

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