検査項目解説
検査名 | HBVコア関連抗原 |
英検査名 | Hepatitis B Virus Core-Related Antigen |
検体基準範囲 |
新鮮な血清を検体とする。検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:3.0LogU/mL未満 |
測定法 | CLEIA |
基準範囲出典 |
1.田中 靖人:臨床病理 54(7):692-698,2006 2.松本晶博ほか:B型肝炎ウイルスのコア関連抗原.内科 100:653-657,2007 |
解説 |
この検査はB型肝炎ウイルス感染の診断、治療効果のモニタリング、ラミブジン投与中止の目安に用いる。B型肝炎ウイルス感染の診断補助、治療効果のモニタリング、ラミブジン投与中止の目安B型慢性肝炎は治療によるHBVの完全排除は困難で、ウイルス量の異常高値が続くと肝硬変さらに肝癌に進展する危険があることからウイルス量の低減と低値維持が治療の目標になる。この検査はHBe抗原、HBc抗原およびHBVプレコア蛋白質の3種を含むB型肝炎ウイルス関連抗原を正確に測定出来る特徴がある。臨床的には核酸アナログ製剤投与によるHBV-DNA量の把握により再燃のリスクを予測するために測定する。 高値(血清):B型肝炎 |