検査項目解説
検査名 | HBV関連DNAポリメラーゼ |
英検査名 | Hepatitis B Virus DNA-Polymerase |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷凍保存する。 血清:30cpm未満 |
測定法 | RA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
この検査はHBVによる肝疾患のHBVの活動性を評価する場合に用いられる。HBV-DNAは二本鎖であるが、通常はその半分程度は一本鎖として存在し、増殖期や活動期に入ると二本鎖に修復される。HBV関連DNAポリメラーゼはこの修復に当たる酵素で、その活性はHBV-DNAの量を反映し、増殖力や感染力の指標となる。臨床的にはHBVの活動性の評価に使われ、HB肝炎の治療法の適応や治療効果判定に有用である。 高値(血清):B型肝炎ウイルス感染者、慢性B型肝炎、無症候性HBVキャリア |