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検査項目解説

検査名 ヒアルロン酸
英検査名 Hyaluronic Acid/Hyaluronate/Hyaluronan
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。長期保存は-20℃以下で行う。
血清:50ng/mL以下
胸水:50ng/mL以下
測定法 ラテックス凝集免疫比濁法
基準範囲出典 1.島村 朗 他:医学と薬学 44(6):1141-1146,2000
2.上野 隆登 他:肝臓 32(8):676-774,1991 
解説 ヒアルロン酸は高分子のムコ多糖体で細胞間質にゼリー状溶液の状態で存在し潤滑作用や組織保持作用があり、関節液や眼球硝子体に分布している。ヒアルロン酸は胸腔や腹腔の中皮で作られ、血中の半減期は2.5~5.5分で肝の類洞内皮細胞で分解される。この物質は炎症の回復過程で産生が増加し血中濃度が上昇する。臨床的には関節組織での合成亢進、肝線維化に伴う線維芽細胞による合成亢進、肝類洞内皮細胞障害による分解能低下が疑われる病態で測定される。肝線維化マーカーとしてのカットオフ値は50ng/mLであり、慢性肝炎と肝硬変のカットオフ値は130ng/mLであるが、50歳以上の患者では加齢により増加するので、判定は慎重に行う。
高値(血清):Wemer症候群、悪性腫瘍、肝硬変、慢性肝炎活動期、関節リウマチ、強皮症
高値(胸水):悪性胸膜中皮腫

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