検査項目解説
検査名 | アレルゲン特異IgE/特異的IgE |
英検査名 | Allergen-Specific IgE Antibodies |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:クラス0;0.10IUA/mL:陰性、0.01~0.34:微弱陽性 |
測定法 | CLEIA |
基準範囲出典 |
1.奥田 勲 他:医学検査 46(10):1525-1530,1997 2.西間 三馨 他:日本小児アレルギー学会誌 20(1):109-118,2006 3.右田 忍,他:医学と薬学 48(1):101 ~ 107, 2002. 4.小山田一ほか:免疫グロブリンE.臨床医 28:950-953,2002 |
解説 |
アレルギー性疾患はI型からⅣ型のタイプに分類されているが、なかでもI型アレルギーはIgE依存型と呼ばれ、IgEが大きく関与している。アレルゲン特異IgEはI型アレルギーの主要抗体で約200種のアレルゲンが測定可能である。臨床的にはアレルギーの原因の確定、スコア算出によるアレルギーの程度判定や経過観察に有用である。 陽性(血清):アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショック、アレルギー性胃腸炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、気管支肺アスペルギルス症、気管支喘息、寄生虫疾患、蕁麻疹 |