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検査項目解説

検査名 IgGサブクラス/IgGサブクラス分画
英検査名 IgG Subclasses/TIA
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:IgG1(351~962mg/dL)、IgG2(239~838mg/dL)、IgG3(38.5~140mg/dL)、IgG4(44.5~117mg/dL)
測定法 ネフェロメトリー
基準範囲出典 1.戸叶 嘉明 他:臨床免疫 20(9):872-880,1988
2.Umetsu DT, Ambrosino DM, Quinti I, et al: Recurrent sinopulmonary infection and impaired antibody response to bacterial capsular polysaccharide antigen in children with selective IgG-subclass deficiency. N Engl J Med 1985;313:1247-1251
3.川 茂幸,他: 医学と薬学 74(4):463~470,2017.
4.久保 信彦,他: 日本臨床 68 (増6):5~8 ,2010.
解説 IgGのH鎖のFc部分は共通構造以外にIgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブクラスを持ち、それぞれ66%、23%、7%、4%の割合で血清中に存在する。それぞれのサブクラスは生化学的活性や生理作用が異なっており、量的にバランスが崩れると免疫不全や感染を起こし易くなる。臨床的にはIgG型多発性骨髄腫のサブクラス同定、IgGが高値あるいは低値の時、反復する感染が認めらるときに測定する。異常高値を認めたらBence Jones蛋白、パイログロブリン、クリオグロブリン、IgEを測定する。また低値の場合は先天性欠損症を疑い家系調査を行う。
高値:AIDS(IgG1、IgG3高値)、IgG型多発性骨髄腫(いずれか一つのサブクラス高値)、アレルギー疾患(IgG4高値)、全身性エリテマトーデス(IgG1、IgG2、IgG3高値)、関節リウマチ(IgG2、IgG3高値)、自己免疫性膵炎(IgG4高値)
低値:IgGサブクラス欠損症、小脳性運動失調症(IgG2、IgG4低値)

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