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検査項目解説

検査名 免疫グロブリン遊離L鎖/免疫グロブリン遊離L鎖κ:λ比
英検査名 Immunoglobulin Light Chain/Immunoglobulin Free Light Chain/Immunoglobulin Light Chainsκ:λRatio
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:κ鎖(3.3~19.4mg/L)、λ鎖(5.7~20.3mg/L)
尿:κ鎖(20mg/L以下)、λ鎖(17mg/L以下)
測定法 ネフェロメトリー
基準範囲出典 1.伊藤 早織 他:医学と薬学 64(1):111-117,2010
2.清水 一之:Lab Clin Pract 25(2):89-96,2007
3.Donato LJ, Zeldenrust SR, Murray DL, Katzmann JA: A 71-year-old woman with multiple myeloma status after stem cell transplantation. Clin Chem 2011 Dec;57(12):1645-1648
4.Bradwell AR, Harding SJ, Fourrier NJ, et al: Assessment of monoclonal gammopathies by nephelometric measurement of individual immunoglobulin kappa/lambda ratios. Clin Chem 2009 Sept;55(9):1646-1655
解説 免疫グロブリンは形質細胞でH鎖とL鎖が結合した型で産生されるが、骨髄腫のような腫瘍化した形質細胞でL鎖が過剰に産生されると、免疫グロブリン分子に組み込まれずに遊離L鎖(Bence-Jones蛋白)として尿中に出現する。この検査は遊離型κ鎖とλ鎖を特異的に測定しκ/λ比の異常からL鎖の増加を判定できる。臨床的には血中では検出が困難であったBence-Jones蛋白の血中測定が可能になったことにより、形質細胞の腫瘍性増殖の早期発見に有用である。
(κ/λ比の異常あり):Amyloidosis、L鎖病、悪性リンパ腫、原発性マクログロブリン血症、多発性骨髄腫
(κ/λ比の異常なし):自己免疫疾患、慢性肝障害、免疫グロブリン増加(感染症など)

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