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検査項目解説

検査名 無機リン
英検査名 Inorganic Phosphate/Phosphate
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:2.4~4.3mg/dL
尿:0.5~1.0g/day
測定法 モリブデン酸直接法
基準範囲出典 1.Drewes PA:Clinica Chimica Acta 39:81-88,1972
2.小川 愛一郎 他:医学と薬学 22(2):321-328,1989
3.Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Edited by Burtis and Ashwood. WB Saunders Co, Philadelphia, PA, 1994
4.Yu GC, Lee DBN: Clinical disorders of phosphorus metabolism. West J Med 1987;147:569-576
5.奥田俊洋:カルシウム,リン,マグネシウム.わかりやすい水・電解質と輸液.中外医学社,2001,pp97-119
解説 IPは生体内にCaに次いで多く存在する無機物で約500~800gあり、80~90%は骨に、15%が細胞内液に分布し細胞外液は0.1%程度と少ない。臨床的にはイオン化したリンをCaと共に骨代謝の異常を知るために測定する。ただし、IPは血清中では生理作用がないため、IP量が変動しても症状として現れることはない。
高値(血清):Sarcoidosis、悪性腫瘍骨転移、腎不全、先端巨大症、副甲状腺機能低下症、ビタミンD過剰
高値(尿):急性骨萎縮、甲状腺機能亢進症、先端巨大症、ビタミンD過剰、副甲状腺機能低下症
低値(血清):Fanconi症候群、Sarcoidosis、副甲状腺機能亢進症、副甲状腺ホルモン産生腫瘍、ビタミンD欠乏症、尿細管性アシドーシス
低値(尿):吸収不良症候群、骨軟化症、くる病、副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症

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