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検査項目解説

検査名 インスリン
英検査名 Insulin/Immunoreactive Insulin
検体基準範囲 検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。長期保存は-20℃以下で行う。
血清:負荷前 CLEIA(1.84~12.2μIU/mL)、EIA(5~11μU/L)
測定法 CLEIA、EIA
基準範囲出典 1.唐澤 美佳 他:医療と検査機器・試薬 29(5):479-484,2006
2.Threatte GA, Henry JB: Carbohydrates. In Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 19th edition. Edited by JB Henry. Philadelphia, WB Saunders Company, 1996, pp 194-207
3.田中 逸:インスリン測定の意義.日本臨牀 63(増刊2):361-365,2005
解説 IRIは膵ランゲルハンス島β細胞で合成されたプロインスリンからC-ペプチドと共に産生され、血中ブドウ糖による分泌刺激があると血中に放出される。生理的には肝での糖新生抑制、グリコーゲンの合成促進作用を持ち、他にも脂肪合成、コレステロール合成、蛋白合成などを促進する。臨床的には糖尿病の病型分類、病態把握、治療薬選択に用いる。インスリン依存性と非依存性の鑑別はInsulin Index=⊿IRI(μU/mL)÷⊿PG(mg/dL)で0.5以下ならインスリン低分泌と判断する。インスリン抵抗性はHOMA指数を持ちる。HOMA-IR=IRI(μU/mL)×FPG(mg/dL)÷405で3以上はインスリン抵抗性疑い、5以上でインスリン抵抗性とする。
高値(血清):Alzheimer病、Insulinoma、インスリン自己免疫症候群、インスリン抗体、インスリン抵抗因子、インスリン受容体異常症、1型糖尿病、2型糖尿病、先端巨大症、肝硬変、慢性腎不全、糖尿病、大腸癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、膵良性腫瘍、甲状腺機能亢進症、多嚢胞性卵巣症候群、本態性高血圧症、うっ血性心不全、胆石症、急性膵炎、変形性関節症、外傷
低値(血清):1型糖尿病、2型糖尿病、重症型糖尿病、下垂体機能低下症、成長ホルモン欠乏症、蛋白栄養不良、神経性食欲不振症、神経性大食症、子癇前症、外傷

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