検査項目解説
検査名 | インターフェロン-γ |
英検査名 | Interferon-γ |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:0.1IU/mL以下 |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 1.八田益充ほか:細菌・真菌感染防御におけるインターフェロンの役割.炎症と免疫 15:197-201,2007 |
解説 |
IFN-γはマイトジェンで刺激されたTリンパ球やNK細胞で産生されウイルス感染では産生されないが、生物活性はIFN-α、βと同じである。腎癌やC型慢性肝炎の治療薬として使われており、測定は治療時の血中濃度の動態把握に用いられる。 高値(血清):Crohn病、サルコイドーシス、ウイルス感染症急性期、急性B型肝炎、慢性C型肝炎、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、気管支喘息、血球貪食症候群、伝染性単核球症、マラリア、自己免疫疾患、尋常性乾尖癬、原田病、川崎病、敗血症、後天性免疫不全症候群、インスリン依存性糖尿病、うつ病 低値(血清):アルコール中毒、うっ血性心不全 |