検査項目解説
検査名 | 結核菌特異蛋白刺激性遊離インターフェロン-γ |
英検査名 | Interferon-γAssay for Tuberculosis Infection |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、17~27℃で保存する。12時間以内に測定する。 血液:陰性(0.1U/mL未満) |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
患者静脈血に結核菌特異抗原を加えると、結核菌抗原によりリンパ球が刺激され、インターフェロン-γが産生される。この産生量を測定し結核感染の有無を判断する。肺結核では感度80%以上、特異度95%以上とされているので、ツベルクリン反応に代わる検査法として有用性が高い。結核患者と濃厚な接触があれば、陽性となるので接触者検診にも使われる。また、結核菌特異抗原を用いるため、BCG接種の影響を受けない。 陽性(0.35IU/mL以上):肺結核、結核性胸膜炎 疑陽性(0.1~0.35IU/mL未満):判定保留にし再検査か他の検査所見を参考にする。 |