検査項目解説
検査名 | インターロイキン-1/インターロイキン-1α/インターロイキン1β |
英検査名 | Interleukin-1/IL-1 |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、凍結保存する。 血清:IL-1α(8pg/mL以下)、IL-1β(10pg/mL以下)(参考値) |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 |
1.角田 肇 他:日本臨床 48(増):804-806,1990 2.小野崎 菊夫:日本臨床 53(増):771-774,1995 3.笠原 忠 他:臨床病理 38(3):243-248,1990 |
解説 |
IL-1は炎症、免疫、造血、神経、内分泌などに多彩な生体反応を起こす物質で単球、マクロファージ、リンパ球、好中球、血管内皮細胞、線維芽細胞などで産生される。IL-1にはαとβがあるが同じ受容体と結合し、生理作用も同じである。臨床的には炎症の病態解析に用いる。 高値(血清):潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、骨髄性白血病、髄膜炎、全身性血管内凝固症候群、敗血症、アルコール性肝硬変、慢性活動性肝炎、関節リウマチ、群発頭痛、火傷 |