検査項目解説
検査名 | イソクエン酸脱水素酵素/イソクエン酸デヒドロゲナーゼ |
英検査名 | Isocitrate Dehydrogenase/ICDH |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:3~10IU/L/37℃ |
測定法 | UV |
基準範囲出典 | 1.田中照二:イソクエン酸脱水素酵素(ICDH).内科 71:1017-1018,1993 |
解説 |
ICDHはイソクエン酸サイクルでの重要な酵素で肝、腎、骨格筋、心筋などに分布し、細胞の壊死や破壊の際に血中に遊出する。臨床的には含有量が最大である肝の障害時に多量に血中に出現するので、急性肝炎の早期診断や肝・胆道系悪性腫瘍の際に測定される。 高値(血清):肝癌、ウイルス性肝炎、急性肝炎、新生児先天性胆道閉塞、胆道癌、中毒性肝障害、慢性肝炎活動期、肝硬変、転移性肝癌、糖尿病性アシドーシス、葉酸欠乏症 |