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検査項目解説

検査名 日本脳炎ウイルスRNA
英検査名 Japanese Encephalitis Virus RNA
検体基準範囲 血清は速やかに測定するか、凍結保存する。髄液は滅菌ポリスピッツに入れ、速やかに測定するか、凍結保存する。
髄液:陰性
血清:陰性
測定法 RT-PCR
基準範囲出典 1.森田 公一 他:日本臨床 50(特):285-289,1992
2.五十嵐 章:臨床とウイルス 23(増):292-296,1995 
解説 日本脳炎は致死率が20~50%と高く、回復者の半数が後遺症として精神・神経障害を残す疾患で法定伝染病に指定されている。夏から秋にかけてウイルスを持つコガタアカイエ蚊によって媒介され、最終的には脳の神経細胞で増殖し、細胞を破壊することで脳炎症状を呈する。ただし、ウイルスが血液に入っても殆どは不顕性感染で、発症例は300人に一人とされている。診断はウイルス分離が確実だが、脳脊髄液からのウイルス分離率は低いため、PCRを用いるウイルスRNA検出法が薦められる。
陽性:日本脳炎

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