検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 ケトン体分画
英検査名 Ketone Bodies,Fractionation/Ketones,Fractionation
検体基準範囲 ブドウ糖投与下又は食後(血糖値120mg/dL以上)に動脈採血し検体とする。検体採取後速やかに冷却遠心し、速やかに測定するか、凍結保存する。
動脈血血清:アセト酢酸(55μmol/L以下)、3-ヒドロキシ酪酸(85μmol/L以下)、総ケトン体(130μmol/L以下)
動脈血血清:ケトン体比(0.7以上)
測定法 酵素法
基準範囲出典 1.西ヶ谷 晴美 他:医学検査 45(3):353,1996
2.原納 優 他:日本臨床 48(増):323-333,1990
3.Ghosh S, Collier A. Acute metabolic complications. In: Ghosh S, Collier A. Churchill's Pocketbook of Diabetes. 2nd ed. Philadelphia, PA: Elsevier; 2012:chap 4.
4.Khan MI, Weinstock RS. Carbohydrates. In: McPherson RA, Pincus MR, eds. Henry's Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 22nd ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2011:chap 16.
5.阪本要一ほか:血液生化学検査/糖質および関連物質─血中ケトン体.medicina 42:244-245,2005
解説 ケトン体分画は静脈血中のアセト酢酸(AcAc)、3-ヒドロキシ酪酸(3-HBA)、総ケトン体と動脈血中のアセト酢酸/3-ヒドロキシ酪酸比(ケトン体比)を測定するもので、糖代謝障害、飢餓状態、悪液質などの際のケトン血症の診断に用いる。AcAcや3-HBAが血中に増加した状態をケトン血症と呼び、濃度が腎閾値を超えるとケトン尿になる。また、ケトン体はインスリンと逆相関にあり、インスリン作用が低下し血糖が上昇すると血中ケトン体は上昇する。
高値(血清):Glucagonoma、1型糖尿病、コントロール不良の2型糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシス、糖代謝異常、悪液質、発熱、下痢・嘔吐、消化吸収障害、妊娠悪阻、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、先端巨大症
低値(血清):肝硬変、肝癌

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ