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検査項目解説

検査名 乳酸/ラクテート
英検査名 Lactate
検体基準範囲 安静空腹時に非駆血帯下で採血し、除蛋白する。検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
全血:3.0~17.0mg/dL
測定法 乳酸オキシダーゼによる酵素法
基準範囲出典 1.浅沼 和子 他:生物試料分析 8(3):16-24,1985
2.戸谷 誠之:日本臨床 53(増):582-585,1995
3.Petersen C: D-lactic acidosis. Nutr Clin Pract 2005;20(6):634-645
4.Mizock BA: The hepatosplanchnic area and hyperlactatemia: A tale of two lactates. Crit Care Med 2001;29(2):447-449
5.Duke T: Dysoxia and lactate. Arch Dis Child 1999;81(4):343-350
6.Seifter JL. Acid-base disorders In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman-Cecil Medicine. 25th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2016:chap 118.
7.俵本和仁:乳酸.内科 93:1085,2004
解説 乳酸はピルビン酸から乳酸デヒドロゲナーゼの作用により骨格筋、赤血球、脳、皮膚、腸管で産生され、腎、肝で代謝される。血中濃度は生体の酸化還元状態の指標となり、臨床的には代謝性アシドーシスの一つである乳酸アシドーシスの診断に有効である。
高値(全血):肝不全、呼吸性・代謝性アルカローシス、骨格筋痙攣、循環不全、糖尿病(管理不良)
低値(全血):糖原病II、V、VII型、乳酸脱水素酵素欠損症

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