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検査項目解説

検査名
英検査名 Lead/Plumbum
検体基準範囲 血液はヘパリン加採血し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。尿は酸洗浄済み容器に採尿し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血液:5μg/dL以下
尿:男性(260~1,000μg/day)、女性(160~620μg/day)
測定法 原子吸光分析法
基準範囲出典 1.Kosnett MJ, Wedeen RP, Rotherberg SJ, et al: Recommendations for medical management of adult lead exposure. Environ Health Perspect 2007;115:463-471
2.de Burbane C, Buchet JP, Leroyer A, et al: Renal and neurologic effects of cadmium, lead, mercury, and arsenic in children: evidence of early effects and multiple interactions at environmental exposure levels. Environ Health Perspect 2006;114:584-590
3.Pascal DC, Ting BG, Morrow JC, et al: Trace metals in urine of United States residents: reference range concentrations. Environ Res 1998;76(1):53-59
解説 Pbは食物、水、大気などから体内に入り大部分は骨に残りは骨髄、肝、腎などに蓄積される。生物学的半減期が骨では十数年と長いため、年齢が高くなるにつれ体内の蓄積量は増加する。鉛中毒の臨床症状は血中濃度が50~80μg/dL以上になると発症し、倦怠感、胃腸刺激症状、末梢神経症状が主症状である。臨床的には鉛中毒が疑われる場合、鉛を取り扱う作業の従事者に検査を行う。異常値を見た場合は尿中δ-アミノレブリン酸、血中δ-アミノレブリン酸脱水素酵素を測定する。
高値:鉛中毒、鉛を取り扱う作業従事者

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