検査項目解説
検査名 | ロイコトリエンC4 |
英検査名 | Leukotriene C4 |
検体基準範囲 |
ヘパリン加血液エタノール抽出液を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血液:測定感度(10pg/mL/blood)以下 |
測定法 | RIA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
LTC4はグルタチオン-S-トランスフェラーゼの作用でロイコトリエンA4から産生されるアレルギー反応や炎症反応の強力なメディエーターである。末梢気道の収縮、粘液分泌促進、血管透過性亢進などの生物学的作用があるため、喘息、アレルギー疾患、肺高血圧症、新生児低酸素血症、嚢胞性線維症、乾癬などの発症に関与している。臨床的には、これ等疾患の診断に用いられる。 高値(血液):アレルギー、乾癬、冠不全、狭心症、喘息、低酸素血症、脳血管障害、嚢胞性線維症、肺炎、肺高血圧症 低値(血液):LTC4欠損症、重症敗血症 |