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検査項目解説

検査名 リパーゼ/膵リパーゼ
英検査名 Lipase/Lipase,Pancreatic
検体基準範囲 新鮮な血清を検体とし、速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:11~53U/L
測定法 酵素法
基準範囲出典 1.松井 静代 他:医学と薬学 41(3):489-496,1999
2.菅野 健太郎:日本臨床 53(増):435-437,1995
3.Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Edited by CA Burtis and ER Ashwood. Philadelphia, WB Saunders Company, 2001
4.Swaroop VS, Chari ST, Clain JE: Acute pancreatitis. JAMA 2004;291:2865-2868
5.Forsmark CE. Pancreatitis. In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman's Cecil Medicine. 25th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2016:chap 144.
6.Tenner S, Steinberg WM. Acute pancreatitis. In: Feldman M, Friedman LS, Brandt LJ, eds. Sleisenger and Fordtran's Gastrointestinal and Liver Disease. 9th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2010:chap 58.
解説 リパーゼの大部分は膵リパーゼで膵腺房細胞で産生され、十二指腸に排出されトリグリセリドをグリセロールと脂肪酸に加水分解する酵素である。臨床的には上腹部痛、背部痛、体重減少、下痢などの症状を訴える膵炎や膵癌を疑う患者にスクリーニング検査として行う。リパーゼはアミラーゼよりも膵特異性が高く、異常値の持続期間も長いので急性膵炎の診断有用性が高い。また、アルコール性膵炎ではアミラーゼよりも高値になり、アミラーゼ/リパーゼ比が3以上の場合はアルコール性膵炎を考える。
高値(血清):肝硬変、急性膵炎、腎不全、膵癌、膵嚢胞、糖尿病性ケトーシス、マクロリパーゼ血症、慢性膵炎増悪期、慢性アルコール中毒
低値(血清):急性肝壊死、膵癌による膵実質破壊、膵嚢胞線維症、糖尿病、慢性膵炎非代償期

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