検査項目解説
検査名 | LE細胞/LE現象 |
英検査名 | LE Cells/Lupus Erythematosus Cell |
検体基準範囲 |
検体採取後直ちに検査する。 血液:陰性 |
測定法 | Zimmer-Hargraves法 |
基準範囲出典 | 1.千葉裕介ほか:LE細胞テスト,LEテスト.中井利昭(編);検査値のみかた 改訂3版.中外医学社,2006,pp493-495 |
解説 |
LE細胞はLE因子が変性細胞核成分と反応し、それに補体が結合したものを好中球に貪食させ、in vitroで作られる細胞である。臨床的には膠原病や自己免疫性肝炎が疑われたときに検査されるが、特に全身性エリテマトーデスでは90%が陽性で診断特異性が高い。ただし米国リウマチ学会は1997年に全身性エリテマトーデスの分類基準からLE細胞を除いた。 陽性(血液):混合性結合組織病、シェーグレン症候群、自己免疫性肝炎、全身性エリテマトーデス |