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検査項目解説

検査名 リゾチーム/ムラミダーゼ/ムコペプタイド/グリコヒドロラーゼ
英検査名 Lysozyme
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:5.0~10.2μg/mL
部分尿:0.1μg/mL未満
糞便:16.0μg/G以下
測定法 比濁法
基準範囲出典 1.北村 元仕:実践臨床化学 増補:432-436,1982
2.鎌倉 正英:日本臨床 53(増):361-364,1995
3.Catovsky D, Galton DA, Griffin C: The significance of lysozyme estimations in acute myeloid and chronic monocytic leukaemia. Brit J Haematol 1971;21:565-580
解説 LZMは殆ど全ての組織、体液、分泌液中に存在し生体防御反応に関与している。特に涙、唾液、鼻汁、好中球、単球やマクロファージなどに多量に存在し、抗菌・抗ウイルス作用、抗炎症作用や白血球貪食能増進作用などの生理作用がある。臨床的には単球性白血病で血中・尿中に増加するため診断に有用性がある。また、腎障害では尿中への排泄が増加するので尿細管障害の指標になる。
高値(血清):肝疾患、消化器疾患、単球性白血病
高値(尿):単球性白血病、尿細管障害
高値(糞便):潰瘍性大腸炎

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