検査項目解説
検査名 | マクロアミラーゼ/アミラーゼ結合免疫グロブリン/アミラーゼアイソザイムアノマリー |
英検査名 | Macroamylase |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、測定まで1週間以内なら室温保存可能。 血清:陰性 |
測定法 | 電気泳動法(存在確認)、ゲル濾過法(高分子アミラーゼ確認)、免疫固定法・免疫向流法・免疫混合法(結合免疫グロブリン確認) |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
臨床的に問題となるマクロアミラーゼはアミラーゼ・免疫グロブリン複合体でIgGかIgAと結合している。マクロアミラーゼ症をきたす患者は、統計的には男性、50歳以上で結合グロブリンはIgAが80%といわれている。臨床的には「持続性の原因不明の高アミラーゼ血症」や「血中アミラーゼ高値、尿中アミラーゼ低値」の症例を見た場合にマクロアミラーゼを測定する。アイソザイム電気泳動では分画不能な特有のスメア像、テーリング像を認める。 陽性(血清):マクロアミラーゼの存在 |