検査項目解説
検査名 | マクロファージコロニー刺激因子 |
英検査名 | Macrophage Colony Stimulating Factor |
検体基準範囲 |
EDTA血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:1.1~1.7ng/mL(参考値) |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
M-CSFは単球、マクロファージ、線維芽細胞、血管内皮細胞、胎盤脱落膜細胞などで産生され、単球の分化と増殖促進、G-CSFやGM-CSFのサイトカイン産生能とコレステロール取り込み能亢進、破骨細胞の分化と増殖の刺激、胎盤絨毛細胞の分化と増殖の刺激など多彩な生理作用を持つ。臨床的には原因不明の白血球増加症例の病態解析、高サイトカイン血症による炎症性疾患の病態解析の際に測定されるが、疾患特異性はない。 高値(血漿):細菌感染症、再生不良性貧血、大理石骨病、特発性血小板減少性紫斑病、妊娠、卵巣癌 低値(血漿):大理石骨病、反復流産 |